昨年12月17日にTHISTIME RECORDSよりスプリットアルバム”Sympthy(シンパシー)”を発売し、1月16日新宿ジャムから始まるシンパシーWショートツアーを控えたブロークンスペースとスカイビーバーの新春対談が都内某所でおこなわれました。(Shiho
Kawasaki) |
スカイビーバー:安井・藤澤
/ ブロークンスペース:岩原・深水・寺田
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−あけましておめでとうございます。
一同:おめでとうございます
−シンパシー発売から2週間ちょっとたちましたが
藤澤:感慨深いものがあります。
深水;ほんと、こんなに反響があるとは思っていなくて・・ありがとうございます。
−さっそくですがシンパシー共同制作のきっかけを教えてください
藤澤:とりあえずタイバンがきっかけでしょう?
安井:そうそう、リハのあと、コウヨウ(深水)がなんかデルピエロの真似しながら近寄ってきたんだよ〜ニヤニヤしながら。
岩原:(笑)俺、気に入ったからだよ、スカイビーバーのこと。
深水:三人とも気に入ったからだね、ブロークンスペース。ジャンルは違うけど・・つぅか、鳴らしている音は違うけどそこはあまり関係なくて、結局僕らはメロディーで決めてるから。
安井:いいねぇ。いいねぇ。
寺田:俺は、前のバンドでもタイバンしてたし。俺のこと覚えてなかったけど(笑)。
岩原:だいたいねぇ、タイバンのよしあしっていうのは、あの〜ねぇ、リハーサルの一発目で
わかるもんだね。
一同:あぁ〜〜(うなづく)。
岩原:で、スカイビーバーのリハーサルで”ForDearLife”のイントロを聴いたときに、あれでもうビビっとね。
深水:安井がね〜もうほんとね、超かっこいい人だと思ったもん。すげえいけてる人かと。
岩原:クールだと思ったよね〜。
安井:それ・・・なんかみんな言うんだよな〜。
深水:でもほんとはすげ〜気持ち悪いんだもん、まじで(笑)。
安井:気持ち悪いって言うなよ〜〜〜〜、今年はクールんなるって!。
深水:で、ふじっこ(藤澤)は、35歳くらいの怖いおっさんかと思ってた!。
一同:(爆笑)
藤澤:それもみんな言うんだよ〜。。
安井:なんか変なネックレスとか似合いそうって言われてるよね。
藤澤:それ、おまえがみんなに言ってるだけだろうがよ!
岩原:そんでまぁライブでスカイビーバーのこと気に入って音源もらったんだけど、それもまた良かったんだよね〜。
深水:打ち上げ、無理矢理連れてったんだよ。当然くるでしょう?みたいに。
−それでいっきにいい関係になったと?
藤澤:そうだね。なんかもうなすがままって言うか!?どちらか一方向だけって関係はよくあるんだけどね・・・「俺たちは好きなんだけど〜相手が」とか。その逆もあるか。
岩原:逆もあるね〜〜〜。
藤澤:おれは、ブロークンスペースのインキュバスを聴いて「こりゃぁ来たぞ」と。
安井:あれはほんとすごいと思った。シンパシー感じちゃった!!。
岩原:で、そういう風にシンパシーを感じた時にね、偶然CDがだせるってことになって。うちら自主制作で何枚か出したけどここらでいっぱつ、流通させようと。そんな時の出会いなわけですよ。
−レコーディングの秘話とかあります?
深水:ほんと合宿って言うか、大変だったね。
安井:やっぱ三日間で4時間しか寝れなかったことかな〜。
一同:ああぁ〜〜〜〜ね〜そうだったね〜。
岩原:すごいハードでしたよ。
藤澤:ハードでしたよ。
深水:エンジニアさんと突き詰めていって、詰めて詰めて・・・そういうお互いが極限状態のときにOtherplaceとかができた。すごいことだと思った。エンジニアさんには感謝してます。
岩原:あのときにCDのほとんどの部分が出来上がったといっても過言じゃないね。
安井:そうだね〜あの日はみんなイマジネーションが爆発してたもん
深水:寺田はレコーディング中に持っていったビール、一箱開けたもんなぁ。自分が終わったら暇だ暇だで、ビールビールですよ。録音の最中はあんなに弱ってたのになぁ〜。
寺田:(苦笑)
−お互いのカバーについて選曲とか苦労とか
藤澤:あれにかんしては選曲も大変ってのはあったけど、それよりも何よりもそれを作るってことでのコラボレーション作業が大変ってか、重要だったと思うなぁ。
深水:演奏も互いのメンバーが絡んでやっていたし、録音も絡み合いだったね・・・・。俺がRennyのソロ弾いたり、安井がコーラスしたり。スカビの曲なのに、俺、岩原さんにめちゃくちゃ監視されて弾いてたもん(笑)。
安井:ブロスペの曲は短くて!!ほんとに!どうしよか〜ってのはあったね。
深水:それが特徴なんですよ、ブロスペの。
藤澤:そうなんだけどね。そこがかっこいいし、うちらにないところなんだよね。なんだけど、これまた「カバーできそうだな〜」って思う曲がみんな1分とかでね〜(笑)。それで、
「もうきまんね〜よ〜」って思ってるときにブロスペのホームページで限定公開されてたRennyを聴いて「これだ!」と。それをいじくり倒したわけです。
岩原:Rennyはもう原形とどめてないもんね(笑)
深水:でも両方(とも原曲に負けず劣らずでできたから、それが嬉しい。うちら、Rennyはライブじゃやらないけど。
−それではショートツアーの意気込みを
深水:これはもうやるしかないでしょう〜CD聴いてくれた人が来るわけだし。やっちゃいますよ!!。だから、今度はほんとライブなんだよね。「CDだけかよ」って思われるのはすごい嫌だし、CDが良くて、ライブも最高ってのが一番。素直な気持ちで勝負するってか。
藤澤:もう言うことないっすね。とりあえず楽しみです。
−わかりました。ここでちょっと主旨とは異なるんですが、みなさん聞きたいことだと思うのでブロークンスペース、スカイビーバーの”日本語訳へのこだわり”について聞かせてください
岩原:英詩って言ってもねぇ、やっぱみんな意味知りたいと思うんだよね。好きなバンドがどんなこと歌っているんだろうって。気にならない人はいないでしょう〜。ちなみに俺はまったく気にならないッス(笑)。アーティストの歌詞って。
藤澤:実は、おれもあまり気にならないっすね。
−そ、そうなんですか?!
岩原:でもまぁ、気になる人は多いみたいね。いやほんと。だからね、和訳は慎重に綺麗な
和訳をこころがけてます。堅いのじゃなく。気持ちが伝わるような。
藤澤:たしかに。それって重要だね〜!これからは気をつけないとなぁ・・。
−では、なぜ英詩なんでしょう
岩原:日本語で作るとするとですね、おれは鼻○ソとかウ○コとかしかでてこないと思うんだよ、歌詞が。
深水:汚いなぁ〜。多分、”はっぴぃえんど”みたいになるんじゃゃないかな?
岩原:なるかなぁ
深水:三人とも英語が好きなんだよ。おれは喋れないけど。
岩原:英語のほうがかっこいいよ、日本語は照れくさい。
−藤澤さんはどうですか?
藤澤:照れくさいね(笑)じゃぁなくて、日本語の歌ってものをあまり聴いたことがないんですよ。ぶっちゃけて言えばブルーハーツとかもちゃんと聴いてないし。頭には入ってきてるんだけど。青春のバンドは、リンダバーグだけですよ。だから大変です。英語ができるわけでもないのに日本語で曲が作れないんだから。
岩原:そういえば、おれも日本語(のバンド)で聴いたってのはあまりないかなぁ。
深水:だから、長渕ですよ!日本語は。
藤澤:「なにが、”だから”なんだよ(笑)おまえだけじゃね〜か!
深水:僕も長渕くらい才能があったら日本語でやってますよ!。まぁでも、結局は英語にしろ日本語にしろ、自分の表現したいメロディーがうまく伝えられればいいんですよ。
−手段は関係ないと
深水:そうですね。それで鳥肌が立てばオッケーなんですよ、いや俺、大人になったなぁ。
藤澤:この間まで「俺は子供だ〜〜」って言ってたじゃねぇか!早ぇ〜よ(笑)!
−ブロークンスペースは歌詞および和訳をホームページにものせてますね
岩原:それは見たい人がやっぱいるからですね。気になる人がいるからだね。
深水:僕たちバンドをやってるほうは結局そんなにでもないかもしれないけど、聴いてくれる人達はある(歌詞を知りたいということが)と思うから。
安井:結構うちらも言われてたからねぇ。
藤澤:うん、岩原さんに言われて「なるほどなぁ」って感心した。
深水:おれ、みんなすごいって思ったんもん。歌詞。天才かなって思った。俺、歌詞カード見て泣いてたよ。シンパシーの。私事ですけど結構弱ってるときがあって、そんなとき歌詞見たら「いいなぁ・・」って・・・。泣いてました。参加してるのにそう思っちゃった(笑)「あれ??おれ自分で泣いてるよ!?」みたいな。
岩原:そんだけ重要なんだよ
深水:そう、実際に泣いてる人がいるわけだからね、ここに。
藤澤:メロディーと和訳があえばほんと感じられるんだよね。曲を。
岩原:そうだね、日本語じゃなくてもね。
−それでは今後の予定を教えてください
岩原:曲をつくっていきたいですね。まずはそこからです。無理に動いてもいいものはできないと思うし。まぁ年内にアルバムだせればいいかな。
安井:うちらもそうすけどね、はやくやりたいかな。
岩原:はやくやるってのもあるけど、好きにやりたいじゃん。メジャーじゃないんだし。
一同:そうだね〜
−じゃぁ最後に、これからどんなバンドになっていきたいですか?
岩原:もてたいっすね〜モテルバンド
一同:でた!格下げまくり!(笑)
深水:俺は他の人から見て「あいつらやりたいことやってるな〜」ってバンドになっていきたいかな。
岩原:そうだね〜「あ、これがあったんだ!?」ってバンドかな。みんないろんなことやろうと
するけど「あ〜こんなことありなんだな〜」って思っちゃうようなバンド。あと歌詞を重視したバンドだね。
藤澤;僕らはとりあえず長くやりたい。細く長くでいいから。
岩原:あ。いいねぇ〜〜細く長く。
安井:聴いてもらえる人がいる限りやり続けたいな〜。
岩原:常に自分の中で新しいものをやっていきたい。それまでいろんなもの、おもしろいものを聴いて吸収して。そんで自分達の音楽に還元していくと。
安井:それでシンパシーをみんなが感じてくれたら最高だね〜! いやまとまったなぁ
一同:うぜ〜(笑)
−ありがとうございました
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