The Eversons Japan Tour 2015
The Eversons初となるジャパンツアー無事終了。
海外のバンドというのは誰でも呼べる、来られる訳ではない。しっかりとした布石があり、道筋がスッと見えた時初めて実現するのだなぁと今回のツアーでは実感しました。特にうちはよりその傾向が強いかもですね。
まずThe Eversons来日の経緯ですね。なぜ今年The Eversonsがこのタイミングで来る事になったのか。
来日前に書けよって感じですが、そのへんはTwitterとかでちょこちょこ落としていたので。
アルバム『Summer Feeling』をリリースしたのは2年前、2013年の話。実際、セールスや反応も良くてエレキングをはじめレビューや記事もたくさん出ました。実際、その当時も来日したいという話はバンドやニュージーランドで彼らが所属するLil’chief Recordsとも話していたのです。日本のマーケットというよりは日本という国に非常に前のめりだったので色んなアイデアを出し合いました。その過程であの「Creepy」の日本語verシングルが実現、リリースされたんです。 日本語で歌いたい、ってことで『Summer Feeling』日本盤の対訳を送ったのですが、なぜか完成したよって聞かされたのはtranslated by googleなまぁまぁ壊れたやつでしたけど(笑)
実際「Creepy」はリアクションもそれなりにあったし、配信サイトでもピックアップになったりとウケがよかった。ただ、これですんなりいかないのが来日。その後色々条件やこちらのスケジュールの都合でなんとなくうやむやに。しかし、ちゃんとここで種を撒いた事が後でちゃんと生きてくるわけです。
2013年中頃から2014年末にかけThe Eversonsは次作の制作を、そして僕らは今回に繋がるいろいろな出会いをしていきました。
②ナードマグネットが現れた
さて、Twitterなどにも書いていますが、今回The Eversonsを呼ぶことになった一番大きな理由がナードマグネットというバンドの存在。実は彼らが心斎橋Pangeaで行われるシングル『Mixtape』ツアーのファイナルに呼びたいと言ってくれたから全ては動き出したのです。
ナードマグネットについてはSNSを追ってくれている人にとってはここに書く必要がないくらい密な報告を(笑)お送りしているつもりなのですが、それこそ出会いはThe Eversonsの『Summer Feeling』をリリースした2013年夏前くらいでした。もともと我々の活動を<パワーポップ>というキーワードのもとリスナーとして追ってくれていたバンド。その存在を認識しつつ「いとしのエレノア」という曲の登場で「絶対にお近づきになりたい!!」と強く思うようになった我々。両者のタイミングが一致したのがまさにその時期だったのです。
お互いの活動をシェアしつつどんどん近づいていく、そんな時に『Summer Feeling』や日本語で歌った「Creepy」のリリースがあったことは間違いなく今回の来日の布石になりました。
その後ナードマグネットは名作ミニアルバム『この恋は呪い』をリリース。うちも全面応援宣言の元、そのツアー大阪編に行ったり東京のツアーを仕切ったりともうお節介なくらいくっついていったのはご存知のとおりですよね。
この時点ではまだThe Eversonsはナードマグネットについては知らないし、もちろんナードマグネットがシングルのツアーファイナルにThe Eversonsが出るなんて全く考えていないわけです。そして、我々もThe Eversonsが来日するとしたら単独ツアーとしか考えていませんでしたし。
そして2015年の3月。The Eversonsからこんな熱烈ラブコールを受けました。
「セカンドアルバムのマスタリング終わったから聴いてみて。良かったら日本でのリリースの事を考えてくれるかい?。イギリスでもサポートしてくれるレーベルが見つかりそうだから9月にはロンドンに移住して勝負してみようと思うんだ。でも、その前に・・・僕らは日本に行きたい!」
これはもうやるしかない、と思いますよね。
(また続く)
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