世界中に散らばった10人の親族、そこにまつわる10のストーリー・・・
世界中が身近になった今、家族、親族は逆に世界中どこにいるのかそしてどこで何を考えているのかお互い、簡単に知ることはできなくなってしまった。ただ、時々のポストカードでもって何マイルも離れた距離を超え本当に深い気持ちを確認しあうのだ。

記憶をリフレッシュしてみよう、 ANDERSONとはBas van NienesとJeroen van der Werkenからなるインディーポップデュオだ。彼らのデビューアルバム「we radio andersonはオランダのレーベル、VOLKOREN (16 Horsepower, at the close of every dayなどが所属)から2005にリリースされ、エレクトロとSSWのようなアコースティックの暖かさが一体になった名アルバムとしてオランダのみならずヨーロッパ、そしてここ日本において多くの評価を得た。日本では2006年にリリース、そして2008年に満を持して行われたツアーの成功がそれを物語っている。

ニューアルバムに話を戻すと、世界規模で行ったツアーは明らかにANDERSONに影響を与えた。アルバム「it runs in the family」は中心のストーリーを軸に10の違うキャラクターによって世界をまたに演じられている。The Postal ServiceやNotwistなどと比較されたwe radio andersonの暖かく穏やかなサウンドは、プリンスからペットショップボーイズまで誰もがダンスフロアに走ってしまうような重いビート、シンセ、誰もが抵抗できない80年代の空気に様変わりした。

作曲活動やパフォーマンスの側面から言うと、Bas とJeroenはRene de Vries (This Beautiful Mess) や Martijn Groeneveld (Solo)、Lydia van Maurik-Wever (Brown Feather Sparrow)などのミュージシャンとともにこのニューアルバムをセルフプロデュースで作り上げている。

500枚のみ、10の人物、10のストーリー(曲）にリンクしたポストカードが同封されるスペシャルジャケット仕様でのリリースが決定。愛、ノスタルジック、孤独なベンソン君の気持ち、寂しさ、会社、都会生活、疑問、怒り、倦怠・・・

これらはすべてあなたの生活、家族にも通じることだ。