実に6年ぶり!? CALENDARSがついに新曲含む、単独音源をリリースしました。
長らく年間数本というペースでの活動になっていたCALENDARSでしたが、昨年のTHISTIME20周年イベントにはNew Buddy東京、大阪、そしてリキッドルームと全3回しっかりと出演してもらいました。目撃した人はどのくらいいるだろう。いまでこそレーベルにLucie,TooやSonoSheetと宇都宮出身のバンドが多いですが、すべてがCALENDARSから始まった、といっても過言では有りません。それがわかるようなライブだったと思います。
グッドメロディにあらずんば宇都宮バンドにあらず、ライブハウスに目に見えない恐ろしいルールを根付かせてしまったローカルヒーロー。あんまりにもリリースをしなかったせいで勝手に自分たちに「次に出すものは絶対に良いものでなければ」というプレッシャーを課していたような気もします。結成時のメンバーの脱退なども重なり、しばし2人での活動と苦しい時期が続きましたが、新しい仲間の支え(というか煽りに近い)によってライブ活動をできるようになったことがまたCALENDARSを動かしたようです。
予定していた2023年内のリリースはかないませんでしたが、待望の新曲「Apart」そしてFountains of Wayneの「Mexican Wine」のカバー2曲が無事配信されました。
「Apart」 https://fanlink.to/Apart_CLD
表題曲「Apart」は、クリスマスソングなど冬の曲が好きな彼らの中でもよりパーソナルで陰影が美しい曲に仕上がっています。自分たちでも久々のリリースが、渋染み曲かいっ!という気持ちはあったみたいですが、冬のまとう雰囲気や、より深く感じる「温もり」などを人生にたとえた歌詞に、染み渡るメロディとコーラスには、これもまた彼らの真骨頂だなと。またカップリングの「Mexican Wine」は、いわずもがな彼らのオールタイムベストバンドの1つであり、敬愛する米パワーポップバンドFountais of Wayneのカバー。しっかりと公言されているわけではないですが、コロナ禍で急逝したアダム・シュレシンジャーに捧げられています。実は、ほぼレコーディングは終わっていたのですが、とあるびっくりなタイミングと事情がありリリースされずにおりました。これはなにかの機会に明かされるかもしれません(分かる人はわかるかもしれない)
英詞の監修をTBSテレビドラマ『埼玉のホスト』の主題歌「回せ回せよ哲学を -Imagine-」がヒット中のSSW/トラックメイカーSean Oshimaが担当してくれました。彼も宇都宮が気に入ってレコーディングなどHELLO DOLLYで行っているようなので要チェックです。
名誉のために言うと6年間、何も出していなかったわけではなく、ドラムTKの働くライブハウスHELLO DOLLYの周年コンピレーションには曲提供しています。
「and Scars」 V.A “HELLO DOLLY 18TH ANNIVERSARY” 収録
「Top of the world」 V.A “HELLO DOLLY 19TH ANNIVERSARY” 収録
「Dawn song (Acoustic)」 V.A / HELLO DOLLY 21TH ANNIVERSARY収録
またコロナ禍には、ライブを行えなくなったHELLO DOLLYにて、ライブレコーディングセッションを行ったりもしていました。
CALENDARSは今回リリースに合わせ、新メンバー3名の正式加入を発表。平塚ことYusuke Hiratsukaはex-SonoSheetで長らくライブサポートをしてくれていました、ピロくんこと、Takenori “PIRO” Ohino は、Yacht. you you you all the sameなどの活動を通して長くCALENDARSを見てきて、その可能性に一番つよく背中を押してくれたのかも?ギターで加入の「福田さん」ことYosuke FukudaはSSWとしての活動もしており、ミュージシャンシップと確かな実力から、制作の中心になりそう。いずれにしろ、近年最も仕上がっている状態ということです。
今後は積極的なライブやリリースを予定していまして(と信じたい)、3月1日には米バンドSignals Midwestの来日公演に出演予定です。
リリースについてCALENDARSのコメント(Kazuyuki Kuroda / Vo,Gt)をご覧ください。
小さなアパートで、くっついたりはなれたり、泣いたり笑ったり…
皆さんの恋愛と同じように、僕らCALENDARSもずっとそんな感じでやってきました。照
あたらしくはじまっていくのか。
変わらない、あいまいな夢のような続きをみたいのか。
どっちにしても僕らCALENDARSはこんな曲の気持ちのまま、まだまだやっていきます。
誰よりも何よりも、新しいメンバーの3人に最高の愛と感謝を。
いまが最高のCALENDARS、これが最後のCALENDARSと、はっきり言っちゃいましょう。もう俺たちも時間ないからね。
もう少しみんなの近くに居られるよう、バンド、CALENDARSやってきますので!
THE LOST BOYS PRESENT
SIGNALS MIDWEST Japan Tour 2024
2024.3.1 at.宇都宮HELLO DOLLY
act:SINGNALS MIDWEST, CALENDARS, said
TICKET:eplus.jp/signalsmidwest/
Open / Start 18:30/19:00
Adv / Door ¥5,000/¥5,500 各1D代別途 学割チケット¥2,500
■オフィシャルX
https://twitter.com/CALENDARSJP
■オフィシャル Instagram
https://www.instagram.com/calendarstheband
プロフィール
2006年栃木県宇都宮市にて結成、米EPITAPHの看板バンドMotion City Soundtrackをして「間違いなく俺たちMotion City SoundtrackやWEEZERに向けた日本からの回答だ」と言わしめた日本唯一のパワーポップコアバンド。結成以来、数々の海外アーティストのサポートを積極的に行い、The Get Up Kids、Motion City Soundtrackのトリビュートアルバムにも参加、ドラマーのTakahiro Kuboは海外の凄腕ドラマー(Chvrches、Jimmy Eat World、The Velvet Teen等)が集う「Indie Drummers Collective」に唯一の日本人として参加するなど、世界を股にかけた活動でも知られている。
国内ではいわゆるパワーポップの代表格とも言われているが、AviciiなどDJ・ダンスミュージックやPinegrove、Big Thiefなどインディーフォーク、ほか共演を果たしたPet Symetry、What givesらエモ・リバイバルシーンにも通じる進行形の海外志向のサウンドが、宇都宮のローカルインディーシーンに多大な影響を与え続けている。