2009年04月14日
SUNNY DAY SETS FIREインタビュー続編
TweetSunny Day Sets Fire(サニー・デイ・セッツ・ファイア)、マシューの出身国、カナダディアン・メディアPunkTV.caからのインタビュー続編!
PunkTV.ca: こうやってバンドの名前や、バンドの美意識について全体像について話しているわけだけど、あなたたちが完璧にコントロールしている高いコンセプト、高いアート意識、高いクオリティーのポップ・コンセプトについても教えてくれるかな?あと君たちのそのビジュアルや曲とかビデオで見れるきみたちのアートワークについてもね。
マシュー: そうだね。はっきりと伝えるのは難しいけど。なぜかって、バンドの中でそれを話すべき人といえば最後尾だから、僕は。それはバンドの始まりに起因する内容だからなんだ。ほんとに最初。バンドが結成されるってとき、僕らはとにかく面白い存在になりたかったんだ。高いアート性があるかどうか、ミュージシャンの視点からそれが満足に足るものかどうか、リスナーの視点でみてどうか。で、聴いていて楽しいもの、興味がわくものか。でも、違いのために間違ってはいけない。普通でないことはカラフルで、意味があるもの、そして常に変わり続けるもの。バンドをはじめたときのコンセプトは、少しマジカルでカラフル、そしてユニークであること。みんな、音楽がとても大きな望みを持っていると語っていたよ。オーケストラ用に企画されたような・・・ でも3人だけなのにそんなでスタートしたんだ。彼らは聴いている人の袖を引っ張って音楽にひきこんでしまうようないろんな効果やトリックを試してた。でも、それは「僕らはこんなじゃないきゃいけない、こういうのがやりたいんだ」なんていうソリッドなものだったとは思わないけどね。いつも、あいまいなアイデアだったりするし。オブラートに包まれたようなマジカル・テイストさ。音楽という観点で話そうとするとちょっと説明するのが難しいよ。マウロはいっつも僕らの音楽を説明するのに"水面に映った花火"とかいっているよ。実際に彼が曲をバンドに持ってきたときに音楽的な話をするよりそっちのほうが僕らには分かりやすいんだ。
PunkTV.ca: クリエイティヴの過程について話す前に、僕らにとってすごく大事なことなんだけど、君らがアーティスティックなアプローチを使って俗っぽくしようと狙ってやっているのでしょうか?
マシュー: 僕はそうは思わないな。相反する二つの衝突なんだ。僕らはみんな突拍子もないユーモアのセンスをもっているんだ。そしてやりすぎだったりわけがわからなかったり、必ずしも意図的に音楽に対してそれを被せているわけじゃないんだ。そうなりたくはないしね。でも、何を避けるべきかは絶対にわかっているよ。俗っぽくであることもそのひとつ。それはとてもイージーだからね。狙って俗っぽくあることはとっても簡単けど僕らはそれはやりたくない。とっても楽しいものだろうし、いろんなことから考えればクールな感じだけど。そういう俗っぽいことを狙ったことは一度もないと思うよ。友達と遊んでいても自然にユーモアのセンスが飛び出てくるんだ。なによりそれはマウロ本人から生み出されてる。
“Brainless”のビデオや、僕らのアルバムやシングルのイメージみたいに全部カラフルでイノセントなもの。こういうのは僕らを見つけたたくさんの人々を驚かせるはずだよ。すごいチャレンジっていう類のものじゃなくて、でも喜びがある・・。あとは人々が思い起こしてしまうちょっぴりダークな部分も投げかけるはずさ。
PunkTV.ca: アートスクールには通ってた?
マシュー: オニーはがちでアートスクールにいっていたよ。あとマックスはそういう哲学を専攻していた。もし彼はバンドにいなかったら、大学で哲学を教えていただろうね。
PunkTV.ca: シングル、Brainlessについて話したかったんだけど、あれはフルアルバム(Sumer Palace)に入るんだよね??
マシュー: もちろん!でもたぶんそれはアメリカだけかな・・・・ヨーロッパのやつには入らないかも(日本盤にボーナスディスクに収録)。まだいろいろ話し合いの最中さ。ちょっと時間が経ってしまっているからね。僕らのレコードの、歴史の中でももっとも古いものだからね。
PunkTV.ca: あれはまじで一番興奮する曲だって言いたかったんだよね。
マシュー: ありがとう。それは嬉しいね。僕らはみんなが興奮する曲が僕らにとっても一番興奮する曲なんだ。
PunkTV.ca: この曲、トランペットが超重要だよね。どうしてそれを選んだの?
マシュー: これもね、説明むずかしいよ。でもシングルはポップでなきゃいけないし、心に響くようなものにしあたかった。トランペットは最初使おうとは思ってなかったし、気にもしてなかったんだけど。ましてやメロディーをトランペットを使った作るなんてね。たぶん、フレッシュに、そして派手だったものをさらに派手にするっていうアイデアだね、フックをつけるというか。偶然のたまものでもあるし、バンド・マジックってやつ。それがバンドの醍醐味でもあるよ。
PunkTV.ca: Cakeみたいなバンドは別として多くのインディーバンドがホーンを使うってことはあまりきかないよね。
マシュー: だね。でも良かったでしょ!?僕がこうしたかったって言ったらバンドの誰も賛成しなかったんだ。どのシングルもみんな違ったテイストだったからね。でも僕は20年をカナダで過ごして、エレファント6みたいな音楽にすごく影響を受けてきたんだ。90年代のアセンズやジョージアのバンドのあつまりさ。レコードレーベルでもあり、チームみたいなものでもあって・・。 Apples In The StereoとかThe Olivia Tremor Control のレコードでなっているホーンは本当に最高だった。もちろん、ビートルズみたいなのはおいといてさ。でもここ何年かホーンを使うバンドは全くいなくなってしまった・・・。
ってまだまだ長い!また続きます~~~~~
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- at 10:25