ナードマグネット、最新MVは16歳の現役高校生映画監督シタンダリンタがスマホのみで撮影

ナードマグネットが2020年のファーストシングル『僕は知らない』のミュージックビデオをYouTubeに公開した。

撮影・編集・監督を16歳の現役高校生映画監督、シタンダリンタが担当、全編スマートフォンによる撮影を行った。

シタンダリンタはスマートフォン1台ののみで映画撮影することで知られ、昨年若干15歳にして国内外から門真国際映画祭で、優秀作品賞・最優秀編集賞を受賞。すでに報道番組などでも取り上げられるなど話題になっており、先週土曜日放送の「激レアさんが連れてきた」にも出演したばかり。ナードマグネットが出演する地元大阪のライブハウスにも馴染みが深いことから今回のMV制作が実現した。

 

MV「僕は知らない」

 

 

 

MVに関してボーカル須田亮太、またシタンダリンタ監督からのコメントが届いている。

 

「話題の「激レアさん」ことシタンダリンタ監督とMVの内容について打ち合わせをしたとき「いろんな人間関係が出てくるようなものにしたい」という注文を僕から投げました。例えばすごく仲の良い友達や恋人、血の繋がった家族でさえも、相手のことを100%理解しながら一緒にいるなんてことはあり得ないと思います。このMVには、相手のことを実は全然知らない人たちばかり出てきます。登場人物みんなの人生について、映像になってない部分まで想像しながら楽しんでもらえたら幸いです」

─須田亮太/ナードマグネット

 

「比較的長い時間をかけてゆっくり制作した作品です。須田さんから『特定のヒロインへの片思いを描くような冴えない恋愛ソングの一括りにはしたくない』という思いを聞き、歌詞に込められた多様性を特に意識しました。これまでのナードマグネットの楽曲よりももっと広い意味での人を好きになるということを描いた楽曲だと思ったのでこのMVの中ではいろんな形の『好きになる』を描きました。沢山の不器用な想いを不器用に撮りました。」

─シタンダリンタ

 

コロナ禍においてネット上での関係や、人間同士の付き合い方が複雑化する中、大げさなことを声高に歌うのではなく人を想う時、心のどこかにそっと響くような。「僕は知らない」はそんな優しい歌になっている。ぜひ聴いてみてほしい。

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